図鑑や地球儀が欲しくなるワクワクする本
『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』を読んだので感想を書きます。
大まかな内容
内容としてはタイトルの通り、子どもの学力を伸ばすには、リビングに辞書、地図、図鑑を置いて、さらにそれらに子どもが親しめるように親が関わって声かけしてあげましょう!という本です。
この本は全6章から成り、第1章は「賢い子の家のリビングはこうなっている(辞書、地図、図鑑がある)」という内容です。第2章で「辞書、地図、図鑑がどのように学力向上に良いのか」といったことを述べ、その後第3〜第5章でそれぞれ「図鑑、地図、辞書」の年齢別選び方やステップアップのしかた」を述べています。第6章では、「辞書、地図、図鑑を学力アップにつながるための親のはたらきかけ、声かけ」について述べています。
0歳児の親にこそオススメ
この本では1歳からの図鑑の選び方を説明しているので、子どもが0歳のときに読んで、できるだけ早くから図鑑に親しめるようにしてあげるのがオススメです。
筆者も図鑑を与えるのは「何歳からでも」「早ければ早いほど良い」と言っているように、幼いうちから図鑑に見慣れて置くことで、図鑑で遊びながら学ぶ習慣がつくのだと思います。
辞書についての苦い思い出
この本を読んでとても納得した内容がありました。それは、「辞書は最初は親がひくもの」ということです。それまで絵本に親しんできた子どもにとって、分厚くて字が多い辞書はとっつきにくいもの、だから親が辞書を引いて楽しんでいる姿を見せて、辞書を使えるように導いてあげるということです。
私自身、小学校入学前に、それまでどんな「なぜ?なに?」にも答えてくれていた母が、辞書を買ったとたん、「辞書をひきなさい」「辞書で調べなさい」と教えてくれなくなったのです。子どもながらに、さみしい気持ちになったことをよく覚えています。
まだ6〜7歳だった私にとって辞書を引くというのは大変なことに思えて、その後も辞書は苦手なままでした。
辞書を活用できるようになったのは、受験勉強が本格的になった中学3年生くらいだと思います。日頃から習慣的に辞書をひいていたとは言い難いです。
親としては、私に辞書を活用してほしいという思いからだと思うので、親が悪いとは思っていません。でももし、幼い頃に親が一緒に辞書を引いてくれたら、どんなに楽しかっただろう、私は子どもにそうしてあげたいと思っています。
この本を読んで図鑑を買いました
この本を読んで、早速図鑑を買いました。本の中で紹介されていた絵の図鑑と、さらに別に写真の図鑑も買いました。
娘はときどき本棚から取り出してきて、指差して何かを訴えかけてきます。
この本を読むまでは、1歳で本格的な図鑑を買おうとしていたのですが、本を読んで、年齢にあったものから与えてステップアップしていくことにしました。
地図も近々リビングに貼る予定
今はまだ地図を持っていませんが、できるだけ早く地図を購入してリビングに貼る予定です。
小学校入学までに地球儀も置きたい
今は倒して壊しそうなので地球儀はありませんが、遅くとも小学校入学までには地球儀を買ってテレビの横に置きたいです。
今はいろんな面白い地球儀があるようなので、将来、地球儀を選ぶことを想像するだけでたのしみです。
おわりに
この本は図鑑や地図を使った子育てにとても役立つだけでなく、大人が読んでもワクワクする本です。いろんな図鑑や地図、地球儀、辞書が紹介されていて、どんなものをいつ買ってあげようなどと想像するだけでも楽しいです。
何歳の子の親にも役立つと思いますが、1歳からの図鑑の選び方が紹介されているので、私は妊婦さんや0歳児の親に特にオススメしたいです。